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最近の印象的な症状

10/24は社外ミーティング!

皆様こんにちは!

最近は一気に寒くなってきましたね!

寒さに弱い僕はダウン、フリースしっかり兼ね揃えており、防寒対策ばっちりです!
季節の変わり目は体調が崩れやすく、風邪やお身体の凝りハリ起きやすいので気をつけましょう!

さて、10/24は社外ミーティング!!
スタッフ同士での意見交換、他所の診療院の視察、色々ございましたが最後はスタッフの士気をあげるため、伊藤先生がご飯に連れて行ってくれました!

その名も暴飲暴食!
いつもは少食な僕もこの日ばっかりは胃袋がブラックホールでした!
スタッフ全員お店の名前通り暴飲暴食をした一日の最後でした!

もちろん、今年受験のスタッフのことも忘れておりません!
暴飲暴食の前には湯島天神に行き、君島先生の合格祈願!
既に実技試験は突破している君島先生、流石です!もう既に頼れる立派なエムズスタッフです!

次は筆記試験!頑張れ君島先生!!

腰部脊柱管狭窄症

・腰部脊柱管狭窄症とは?

馬尾、神経根の通路である腰部脊柱管になんらかの原因により狭窄が生じたため、馬尾、神経根症状を呈する状態を言います。

狭窄の原因は、先天性要因と後天性要因に区別されます。

先天性要因とは、脊柱の生まれついての構造によって、脊柱管の形態が三つ葉型と表現されるような形態を呈していたり、後方関節の形態が、変性の影響を生じやすいなどがあげられます。

後天性要因とは、腰椎の変性変化で、椎間板の膨隆、後方関節の関節肥厚や骨棘の形成、黄色靭帯のたくれこみ、変性すべり症の合併が狭窄の要因となります。

腰椎椎間板ヘルニアは椎間板の膨隆により、神経が圧迫され、特に腰椎の前屈制限をきたすのに対し、腰部脊柱管狭窄症では、黄色靭帯、後方関節が狭窄の原因となり、腰椎の伸展が制限ないしは伸展により症状が誘発されます。

・症状、診断

下肢、臀部、会陰部のしびれ、疼痛、下肢の筋力低下、脱力感などが立位時や歩行時によって発生、増悪し、歩行を中断せざるを得なくなりますが、短時間の休息により回復し、歩行が再度可能となります。

このように歩行中に下肢の痛み、しびれにより歩行を中断して休みを取ると再度歩行が可能になる状態を間欠性跛行と呼びます。

腰部脊柱管狭窄症による間欠性跛行では、しゃがむ、座るなど、腰椎の前弯を減少させる姿勢を取ることで症状が緩和するのが特徴です。

安静時には無症状ないし軽度の下肢神経症状しか認めないことが多く、間欠性跛行の症状がある場合、腰部脊柱管狭窄症の疑いがあります。

他にも、腰椎伸展による下肢症状の出現、ケンプテストと呼ばれる診断方法(腰部を斜め後方へ伸展させることにより、下肢放散痛を生じる)でも鑑別が可能です。

圧迫される馬尾、神経根の状態により、馬尾型、神経根型、混合型に分類されます。

・馬尾型
脊柱管の中には、脊髄、その下に続く脊髄神経があり、脊髄神経の束を馬尾と言います。

脊柱管全体の狭窄では、会陰部のしびれ、膀胱、直腸障害などの神経障害の症状が出現します。

馬尾型は保存療法が無効のことが多く、手術の適応となる場合が多いです。

・神経根型
神経根型は、馬尾から枝分かれした神経根が、椎間板ヘルニアの合併や後方関節の肥厚、骨棘により、骨の中で挟まり、神経根が絞扼され、症状が出現します。

馬尾型に比べ、保存療法が適応なことが多く、変性を基盤とする疾患のため、多椎間での障害も稀ではありません。

・治療法
手技や物療を用いて腰椎周りの筋肉、靭帯の硬さをとり、神経の通り道を広げるのが主な内容ですが、当院では運動療法や生活指導も重視して行っております。

坐骨神経痛

・坐骨神経
人体の中でも最も大きな末梢神経です。

腰椎4番目から仙骨3番目の間から出てきており、梨状筋下孔から大腿後方に存在しており、
膝窩の方で脛骨神経、総腓骨神経に枝分かれしています。

主に大腿屈筋群、大内転筋の一部を支配してい
坐骨神経痛というものはさまざまな原因で起こりうる症状です。

写真

ここでは、いくつかの原因となる症状をあげていこうと思います。

・梨状筋症候群
坐骨神経が梨状筋部を通過する時に、梨状筋の肥大や筋膜の状態によって坐骨神経が絞扼され、坐骨神経痛や大臀筋部の筋力低下を引き起こします。

・腰椎椎間板ヘルニア
腰椎の骨と骨を結んでいる椎間板の外側が破れて中の髄核と呼ばれるものが外に出てきて神経根を圧迫して生じます。

・腰椎分離すべり症
多くの場合、若年の時に生じた脊椎後方部分の骨が分離した部分で、分離した際にできた骨や瘢痕組織が神経根を圧迫して生じます。

・腰椎変性すべり症
加齢変化によって中年から生じる腰椎のズレのために神経根や馬尾が圧迫されて生じます。

・腰部脊柱管狭窄症
腰椎の変性変化によって後方の椎間関節や靭帯が分厚くなるなどの変化が生じて神経根や馬尾を圧迫して生じます。

・馬尾腫瘍
神経の束、馬尾に腫瘍が生じてまわりの神経を圧迫して生じます。

・腰椎腫瘍
他の部分の癌が転移性腫瘍と元々腰椎の原発性腫瘍が神経根や馬尾を圧迫して生じます。

・骨盤部での症状
稀に骨盤内に大きな腫瘍があり、神経を圧迫して生じる例もあります。

骨盤内にリンパ節や骨に癌が転移した場合や骨盤内の癌などが坐骨神経の近くに転移した場合にも生じることがあります。


今回挙げた症状は手術適応となる場合も少なくなく、症状が長く続き、患者様自体も諦めている方もいらっしゃるかと思います。

当然、保存療法が適応、症状緩和の一歩になる場合も多くありますのでお悩みの方は是非一度当院にご相談ください!