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4月もご来院ありがとうございました。

暑くなってきました。。。

こんにちは。
いつも当院をご利用いただき誠にありがとうございます。
ここ最近は夏にむけて暑さが目立つ日がでてきましたね。

夏のイベントは楽しみですが、気候的には体調管理などしんぱいですね。

今学生さんたちは引退前の最後の大会に向けて奮闘している様子がうかがえます。
本当に頑張ってほしい。
でも怪我無くやり切ってほしい。
ご来院されている患者様もここ最近症状のグレードが高い方が多く、当院としては何とかしてきたいと思っている最中です。

今日は、また多くなってきた疾患の中で下腿部にトピックしてご案内していきます。

脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)

ランニング中に足のすねが痛くなったことはありませんか? 
これはランニングやジョギング中に発生するシンスプリントと呼ばれるスポーツ障害の症状の可能性があります。
走ったり、ジャンプしたりしたときに、すねの内側に痛みが出ます。
最近はランニングやジョギングブームもあって、シンスプリントに悩まされているランナーが増えています。
しかし、その症状は疲労骨折との見分けがつきにくく、見極めが大切です。

シンスプリントは、脛骨(けいこつ)の周りにある骨膜が炎症を起こすスポーツ障害です。
脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれます。
運動時や運動後にすね内側の中央から下方1/3にかけて、ズキズキとした痛みが生じます。

シンスプリントの初期症状は?

シンスプリントの症状

初期の段階では、運動後に“ジーンとする鈍痛”を感じるだけですが、次第に運動中も痛みを感じるようになります。
さらに進行すると、安静にしているときにも痛むようになり、次第に歩行困難となります。


シンスプリントの診断

Grade Ⅰ:運動時のみ痛みがある。
Grade Ⅱ:運動前後に疼痛(うずくような痛み)があるがスポーツ活動に支障はない。
Grade Ⅲ:運動前中後に疼痛がありスポーツ活動に支障をきたす。
Grade Ⅳ:疼痛が強くスポーツ活動は不可能。


1.扁平足の人

足の裏のアーチ(土踏まず)は着地によって地面から受ける衝撃を和らげるクッションのような役割を果たしています。
土踏まずのない扁平足の人は地面からの衝撃が直接に伝わるため、シンスプリントになりやすいといわれています。
足裏のアーチを改善させる方法として、素足での青竹踏みやテニスボールを使った足裏マッサージなどが有効。足指での運動、足指を使ってタオルをたぐりよせる「タオルギャザー」といった足指トレーニングを行うことも扁平足解消に役立ちます。


2.ランニングフォームが悪い人

ランニングフォームが悪いと、すねの骨にねじれが生じて、痛みが生じやすくなります。
着地足のつま先と膝が同じ方向になるよう意識しましょう。
また、着地するときにドタバタと音を立てるのは禁物です。
ソフトなランディング(着地)を心がけてください。
ソフトランディングを行える筋力をつけるために、スクワットやフロントランジといった下半身のトレーニングが有効です。


3.すねとふくらはぎの筋肉が硬い人

ランニング時にふくらはぎ部分の筋肉が硬くなっていると、骨に牽引ストレスがかかって痛みの原因になります。
すねの痛みを自覚している人は、日頃からすねとふくらはぎのストレッチを入念に行いましょう。
ヒラメ筋(ふくらはぎ)のストレッチ
壁に手をつき、膝を曲げてふくらはぎの筋肉を伸ばします。

4.急に体重が増えた人

身体を大きくしたいからと急激に体重を増やした場合、その体重を支えるだけの筋力が不足しており、すねに負担がかかって痛みを引き起こすことがあります。
体重を増やすときは急激に増やすのではなく、一カ月で1〜2キロくらいずつ増やし身体作りをしていく方が良いかと思います!

アキレス腱部の疾患

アキレス腱は、ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)から踵をつなぐ体の中で一番太い腱です。

典型的に多いアキレス腱のお怪我では
『アキレス腱炎』が多いです。

アキレス腱炎とは、アキレス腱そのものに何らかの原因で炎症をおこした状態です。
また、アキレス腱周囲のパラテノン膜、脂肪組織などに炎症をおこしたものをアキレス腱周囲炎と言い、腱自体の炎症かその周囲の炎症によって状態が異なります。

アキレス腱炎はふくらはぎの筋肉と踵骨との間にある結合組織、腱における損傷を特徴とした疾患で、スポーツで言えばランナーの人に最も頻繁に認められ、特に急激に負荷が強くなった時に発症します。

症状

アキレス腱炎の主な症状は踵後部付近の疼痛であり,この痛みは運動開始時に増大し,運動を続けるうちに軽減することもよくあります。

主な症状
・アキレス腱周囲が痛い
・つま先立ちをすると痛い
・ふくらはぎのこわばり
・アキレス腱に腫れや熱感がある

※アキレス腱の完全断裂は,一般的に突然強引な方向転換を行ったときに発生したり、強く踏ん張るように下腿部に力が入った時などに起こる事が多いです。
受傷した瞬間は、足関節後部と腓腹部を野球のバットなどで殴られたような感覚や、後ろから誰かに蹴られたような感覚を伴います。

診断

臨床的評価
炎症または部分断裂を起こしたアキレス腱は,診察時に指で強くつまむと圧痛があるのが特徴です。
完全断裂は以下の所見により鑑別されます。

①突然,重度の疼痛が生じ,患肢で歩行できなくなる


②腱の走行に沿って損傷を触知できる


③Thompson(トムソン)テスト陽性
(患者が診察台で腹臥位をとり,検者が患者の腓腹部の筋を圧迫する。この手技を行っても,正常な場合に予測される足の底屈が起こらない)

上記の内容が陽性の場合、アキレス腱炎などではなく、断裂の可能性が高いです。。。



アキレス腱炎のセルフチェック

①立ち姿勢でかかとを浮かせる動作を繰り返す

→痛みがある場合は、アキレス腱に軽度の炎症がある可能性があります。
炎症のグレードにより疼痛の閾値は異なりますが、スポーツの中止や運動強度の調整を考えましょう。


②両手でアキレス腱を触って痛みや腫れを確認する

→左右で比べてみると、アキレス腱自体の厚みに差がある事がありますので、視診、触診は重要です。


是非、上記以外の疾患でも何かおかしい。痛む。練習後だけ痛い。など症状は様々ですので一度ご相談ください。
ここ最近では新店舗が開院した影響もあり混雑具合も回避できています。
お待たせせずご案内しておりますのでいつでもお待ちしております。