BLOG

シンスプリント

段々と気温が高くなってきました。

こんにちは!エムズ整骨院です!

段々と気温が高くなりつつ、梅雨が近づいてきましたね!
また去年のような夏が来ると思うと気が重くなりそうです💦
ところでゴールデンウィーク、皆さんはリフレッシュできましたでしょうか?
最近はどこも混み合うと予想して近場に遊びに行かれる方が増えているみたいですね!
エムズスタッフはゴールデンウィーク最終日は皆さんはお家でお休みすると予想してスパジウムジャポンに行きましたが余りの人の多さにお風呂を断念する結果となりました💦
近いうちにリベンジ予定です!!

5月は就職、進学などの環境の変化に段々と慣れていき、ふとした油断から怪我が起きやすい時期です。
これからの生活を快適に過ごすためにも、お身体に少しでも違和感を感じましたらお早めにご相談下さい!
是非エムズ整骨院に皆さんが健康に過ごせるようにお手伝いをさせて下さい!
これからもよろしくお願い致します!

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)とは

シンスプリントは、運動時や運動後にすねの内側(脛骨の内側)に痛みが生じるスポーツ障害であり、正式には「脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)」と呼ばれます。特に**ランナーや跳躍を伴うスポーツ(陸上競技、バスケットボール、サッカーなど)**を行う人に多く発症します。

主に脛骨の下3分の1の内側縁に痛みが出ることが特徴で、疲労骨折など他の障害と鑑別が必要な場合もあります。



原因

シンスプリントは「使いすぎ症候群(オーバーユース症候群)」の一種で、脛骨に付着する筋肉や筋膜(特に後脛骨筋、長趾屈筋、ヒラメ筋など)の繰り返しの牽引によって骨膜に炎症が起こると考えられています。

主な原因は以下の通りです:
• 急激な運動量の増加:特に運動を始めたばかりの初心者や、トレーニング強度を急に上げたときに多い。
• 硬い地面でのトレーニング:アスファルトや体育館などの硬い地面での反復運動。
• 不適切なシューズの使用:クッション性の低い靴や、自分の足に合っていない靴を履くこと。
• 足のアライメント異常:偏平足や回内足(足が内側に倒れる状態)などがあると負担が増す。
• 筋肉の柔軟性不足や筋力のアンバランス:特に下腿の筋群の柔軟性・バランスが悪いと、負荷が集中しやすい。



症状
• 初期には運動開始時や終了後に軽度の痛みや違和感が生じる程度。
• 症状が進行すると、運動中や日常生活でも持続的な痛みを感じるようになる。
• 押すと痛い「圧痛」が脛骨内側下1/3に限局して現れる。
• 片脚にだけ起こる場合もあれば、両脚に起こる場合もある。

※注意すべきは、痛みが鋭くなったり、特定の一点に集中する場合、疲労骨折の可能性もあるため医療機関での評価が必要です。



診断

シンスプリントの診断は主に問診と理学所見により行われます。画像検査(X線、MRI、骨シンチグラフィー)は疲労骨折など他疾患との鑑別のために用いられます。



治療・対処法

1. 安静と活動量の調整

最も重要なのは痛みのある部位に負担をかけないこと。無理に運動を続けると、疲労骨折に進行するリスクがあります。軽度であれば活動量の調整や低負荷運動(水中歩行、バイクなど)に変更することで回復可能です。

2. アイシングと消炎鎮痛

運動後や痛みが強いときには**冷却(アイシング)**を行い、炎症を抑えます。医師の判断により、消炎鎮痛薬(NSAIDs)が処方されることもあります。

3. ストレッチと筋力強化

下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)や後脛骨筋などのストレッチ、さらに足部の安定性を保つための足底筋や腓骨筋の強化も有効です。

4. インソールや靴の見直し

足部アライメントの異常が原因である場合、**足底板(インソール)**の使用が推奨されます。クッション性の高いシューズへの変更も重要です。



予防法
1. 運動量を徐々に増やす
 急激なトレーニング負荷の増加を避ける。
2. 正しいフォームの習得
 特にランニングフォームの見直しが重要。
3. 定期的なストレッチと筋トレ
 柔軟性と筋力のバランスを維持することで負荷を分散。
4. 適切なシューズの選択
 足に合った、クッション性の高いシューズを使用する。
5. 硬い地面での連続トレーニングを避ける
 できる限り芝生や柔らかいトラックなどを利用する。



回復期間の目安

症状の程度や対処の適切さにもよりますが、軽度であれば2〜4週間程度で回復が期待できます。中等度以上であれば、1〜2か月以上かかることもあります。無理な運動再開は再発の原因になるため、痛みが完全に取れてからの復帰が原則です。



まとめ

シンスプリントは、特に成長期の学生や運動を始めたばかりの人に多く見られるスポーツ障害です。適切な休息とリハビリテーションにより回復は可能ですが、原因を理解し予防策を徹底することが、再発防止につながります。長引く場合は医療機関での専門的な診断と治療が望ましいです。