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肋骨骨折、肋軟骨骨折

はじめに、、、

皆さんこんにちは。
ここ最近になり、春の陽気に近づいてきました。
この春先のシーズンに向けて、合宿を行っていたり、練習量が増えている方も多いかと思います。

ケガなどには十分気をつけてスポーツに励んでくださいね!!
コンタクトスポーツなどをしている方は、肋骨や肋軟骨などの胸部まわりを痛める方も多くいらっしゃいます。
肋骨骨折又は肋軟骨骨折のご経験はございますか?
今日は、肋骨骨折の症状、見過ごすと怖い合併症など上記の内容についてご紹介していきます。

肋骨骨折の特徴

肋骨骨折とは、胸部を取り囲む骨にひびが入ったり骨が折れたりすることです。
肋骨骨折は重度の痛みを引き起こし、特に深呼吸したときに痛みがひどくなります。
通常は胸部X線検査が行われます。
肺などの内臓器の損傷などがないかなどを検査します。

肋骨は、外側からの外力を受けやすい為骨折が発生しやすいです。
また、骨粗鬆症の方では、軽微な外力、激しい咳でも骨折をする事が、あります。

幼少年期では、肋骨が弾力性に富んでいることもあり、発症の可能性は低いです。

・好発部位
第5〜第8肋骨に多く、特に第7肋骨に多いです。

ゴルフスイングによる疲労骨折は右利きの人ですと、左第2〜第9肋骨間に発生する事が多く、特に第5、第6肋骨に多い傾向にあります。

肋骨が折れていたらどうなる?どんな痛み?合併症は?

症状としては、骨折部位に一致した痛みと圧痛、皮下出血、腫脹が現れ、骨折部を軽く圧迫すると軋轢音(骨折部で骨がきしむ音)がすることがあります。 体をそらしたり、肩を動かしたりすると痛みが強くなり、また痛みのために深呼吸や咳、くしゃみがしにくくなります。 診断は胸部の触診とX線撮影によって行われます。

主な症状 まとめ
・疼痛
・軋轢音
・転位と変形

合併症
・胸壁動揺
→1本の肋骨が2箇所以上で折れ、しかも隣接する数本の肋骨に及ぶと胸壁の支持性が失われ、呼吸困難になる恐れがあります。

・外傷性気胸
→外傷により、胸膜が損傷してしまい、呼吸困難に陥り、心拍、血圧の低下により危険な可能性があります。

・血胸
→肺破裂、肋間動脈損傷、内胸動静脈損傷を、きっかけに発症します。
発症した場合、胸膜腔に貯留する為、呼吸困難や発熱を伴う。
CT像やMRI像で貯留の有無を確認することができます。


・内臓損傷
→青年期までの若年層では、胸郭は柔軟性に富み、大きな損傷や変形を伴う事は少ないですが、強大な外力により胸部や腹部内臓器に高度の損傷を起こすことがあります。
なので、早期に損傷の有無を確認することが大事です。
また、第11.12肋骨の強打によりその後に腰痛、血尿などがある場合は腎損傷を疑う必要があります。

どんなものを食べたりしたら良い?

骨折に良い食べ物は何?

まず、骨折をした場合、骨を作るために、カルシウム、たんぱく質、そしてコラーゲンを作るのに必要なビタミンC、さらにビタミンD、ビタミンKなどをたくさん摂るのがおすすめです。

またビタミンDは骨の骨格に無機質(ミネラル)を吸着させる働きとカルシウムの吸収率を高める働きもあります。
カルシウムは牛乳やヨーグルトなどの乳製品、干しエビやシラス干しなどの小魚、豆腐や納豆などの大豆加工品、小松菜やモロヘイヤなどの葉物野菜などに多く含まれています。

ビタミンDを含む食材

ビタミンDは鮭やブリ、さんまなどの魚、そしてキクラゲやシイタケなどのキノコ類に多く含まれます。
シイタケも生のものと乾燥させた干しシイタケであれば、乾燥のものの方が多く含まれています。
人は太陽の光を浴びることが大事とされています。
食べ物も、お日様の光を浴びて栄養を凝縮しているのかもしれませんね!!

皆さん、是非摂取してみましょう。
もちろんバランスよく摂る事が、大事ですので上記の内容含め、食事ができると良いかと思います♪

肋骨が折れているか判断するチェック項目


次の症状などが特徴として見られます。

①胸の痛い場所を押すと激しく痛む
②胸の片側の、肋骨に沿った痛みがある
③骨折している部分が痛い
④深呼吸や咳をすると痛みが悪化する
⑤骨折している部分に皮下出血(あざ)がある
⑥体をねじると痛みが悪化する

上記のような症状があった場合、軽度から重症度に関わらず損傷の可能性があります。
近くの医療機関にてX線またはMRI像の確認をお勧めしますが、当院でも治療ができます。
もし、受診するかお悩みの方がおりましたら、当院に是非ご相談ください。
骨折の可能性の有無、症状説明踏まえご対応させていただきます。
時間が経ってからではなく、早期に対応することでお身体の回復へのお手伝いを早く進めることができます。
当院では、お電話や直接窓口までご来院いただきご相談を受けた後、医療機関へのご紹介、当院での治療が可能かの判断もさせて頂いておりますので一度ご相談ください。

お怪我に気をつけて楽しくお過ごしください。