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軽い足首の捻挫でも油断してはいけない、、、

軽度な足首捻挫を甘くみてはいけない、、

皆さんこんにちは!
夏の暑さが過ぎ去り、秋晴れの気持ち良い陽気になってきましたね!
どこかお出かけしたくなるような感じで、患者様からも旅行の予定のお話も沢山お伺いして羨ましいなーと思っています。
ケガには気をつけて、お出かけしてくださいね! 最近治療していて気になったのは、足首捻挫を受傷した経験がある方が多いなと感じました。

何気ないお話しの中で、数十年前に捻って痛めた。。。
大した事ないけど、良くグリって捻る。。
実はこういった頻繁に起こる捻りや、当初しっかり治療しなかったという方は足関節に様々な障害が残っている事が多いです。
今日は、足関節捻挫受傷後の経過や後遺症などについてご案内していきます。

足関節捻挫の分類

まず、足関節捻挫には重症度を3段階に分類します。

日常生活やスポーツの外傷で一番多いのが、足首を捻り怪我をする足関節捻挫です。
膝などの外傷に比べると、日常生活への支障が軽度の事が多いので、つい軽くみられがちです。
不適切な治療や、放置しますと後で痛みを残したり、不安定な(ゆるい)足首となり、治療に難渋することがあります。
そのため、きちんとした診断を受け、適切な初期治療を行うことが必要です。

治療方法や重症度により修復する期間や回復の予測に重要です。

第1度(軽症)

靭帯のごく一部の断裂で、軽度の腫れと圧痛があります。 不安定性はありません。

第2度(中等症)

靭帯の断裂は不完全部分的に損傷し、関節の不安定性はほとんどありませんが広い範囲の腫れと圧痛があります。

第3度(重症)

靱帯が完全に断裂し、さらに強い腫れと圧痛があります。 更に、皮下出血や関節の不安定性がみられます。 歩行もほぼ困難かと思われます。

足関節捻挫の治療を怠ることへのリスク

捻挫に対して処置をする認識への低さ
「捻挫なんて放置しておけば治る」 こう考えている方が大半だと思いますが、やはりどんな怪我にも放置することにはリスクがともないます。
ここからは捻挫を放置した場合のリスクということで、大きくまとめると、、、、

①治りが遅くなる

捻挫は重症でなければ歩けないほどの痛みを感じることが少なく、大抵の場合は腫れや内出血も出ません。
そのため特に処置をせず普段通り生活してしまう人がほとんどなのですが、捻挫をした部位によっては痛みを感じづらいこともあるため、実は靭帯が大きく損傷していたということがあります。
傷んだ靭帯を修復するには適度な安静と固定、冷却といった処置が大切です。
痛みや腫れがないからといって捻挫を放置すると、傷んだ靭帯が修復できずに治りが遅くなってしまうことがあります。

②何度も捻挫を繰り返すようになる

適切な処置をせずに捻挫を放置すると、靭帯が引き伸ばされた状態で修復が止まってしまいます。
靭帯がゆるんだ関節はグラグラと安定しないため、同じ捻挫を繰り返す「くせ」のような状態になってしまうのです。

③最悪の場合、手術が必要になることも…

捻挫を繰り返すと関節の軟骨がすり減ってしまったり、伸びてゆるんだ靭帯が切れてしまうことがあります。
切れた靭帯は自然治癒させるのが難しいので、手術で縫い合わせる必要があるのです。

捻挫以外のケース

足関節が不安定・歩く際に痛みがある 足首を動かしたときに足関節がぐらぐらと不安定になるなど、歩く際に痛みを伴う場合は足根洞症候群の可能性があります。
足根洞症候群は、足関節の外傷だけでなく、高齢者やアライメント異常を有する方、ハイヒールのような靴を履く習慣のある方でも発症することがあります。
足関節の内返し捻挫による場合、足関節の外側靭帯や足根洞外側開口部の靭帯を損傷すると、足が不安定になり足根洞内の神経終末を支持する軟部組織が損壊します。
また、足関節捻挫により出血が足根洞内に滲出し、その血液が固まって線維性の瘢痕組織を形成することも考えられます。
これらの損傷組織が残存することにより疼痛やしびれが起こります。
足関節捻挫の後遺症として関節不安定性が残った場合に、しばらく無症状であっても数か月や数年して足根洞症候群を発症することがあります。



その他に多くあるケースでは、内部出血や腫れがある 足首で腫れや内部出血がある場合、剥離骨折を起こしている可能性があります。
特に内反捻挫などをした場合、外くるぶしの部位を剥離骨折するケースが多く、初期は足首捻挫との鑑別が重要になります。
軽度だからといって、油断すると大きな障害に繋がります。 悪化しないうちに治療して治しましょう。

エムズ整骨院では、そういった治療も明確に判断し治療していきます。
もし、この投稿を読んで自分に当てはまるなと思った方などはお気軽にまずご相談ください。
一緒に改善していきましょう。