BLOG

アキレス腱のお怪我について

アキレス腱のお怪我、、

皆さんこんにちは!
10月から11月初旬にかけて、暖かい陽気が続いていて気持ちの良い陽気が続いていましたが、ここ数日から少しずつ冬へ近づくような寒さがでてきました!
体調を崩さないように、皆さんお気をつけください! こういった寒さが急に出てきた時は、筋肉やその他の軟部組織などを痛める方も多いです。。
エムズ整骨院に来てくださっている患者様も、軽度な運動や何気ないご自宅での作業でも痛めてご来院されてる方も多数いらっしゃいます。
ここ最近ですと、足の肉離れや膝関節捻挫の治療でご来院されてる方が多いです。
運動をしているお子様では、アキレス腱周囲のお怪我も多いです。
今日はそういったアキレス腱のお怪我についてご案内していきます。

アキレス腱炎とは、、

アキレス腱は、ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)から踵をつなぐ体の中で一番太い腱です。
典型的に多いアキレス腱のお怪我では 『アキレス腱炎』が多いです。

アキレス腱炎とは、アキレス腱そのものに何らかの原因で炎症をおこした状態です。 また、アキレス腱周囲のパラテノン膜、脂肪組織などに炎症をおこしたものをアキレス腱周囲炎と言い、腱自体の炎症かその周囲の炎症によって状態が異なります。

アキレス腱炎はふくらはぎの筋肉と踵骨との間にある結合組織、腱における損傷を特徴とした疾患で、スポーツで言えばランナーの人やバスケットボールやテニス、バレーボールなど踏み込んで切り返しの多い競技に最も頻繁に認められ、特に急激に負荷が強くなった時に発症します。

症状

(症状 )

アキレス腱炎の主な症状は踵後部付近の疼痛であり,この痛みは運動開始時に増大し,運動を続けるうちに軽減することもよくあります。

その他

・アキレス腱周囲が痛い
・つま先立ちをすると痛い
・ふくらはぎのこわばり
・アキレス腱に腫れや熱感がある

※アキレス腱の完全断裂は,一般的に突然強引な方向転換を行ったときに発生したり、強く踏ん張るように下腿部に力が入った時などに起こる事が多いです。
受傷した瞬間は、足関節後部と腓腹部を野球のバットなどで殴られたような感覚や、後ろから誰かに蹴られたような感覚を伴います。

診断

(診断)

臨床的評価

炎症または部分断裂を起こしたアキレス腱は,診察時に指で強くつまむと圧痛があるのが特徴です。
完全断裂は以下の所見により鑑別されます。

①突然,重度の疼痛が生じ,患肢で歩行できなくなる
②腱の走行に沿って損傷を触知できる
③Thompson(トムソン)テスト陽性 (患者が診察台で腹臥位をとり,検者が患者の腓腹部の筋を圧迫する。この手技を行っても,正常な場合に予測される足の底屈が起こらない)

上記の内容が陽性の場合、アキレス腱炎などではなく、断裂の可能性が高いです。。。

アキレス腱炎のセルフチェック

①立ち姿勢でかかとを浮かせる動作を繰り返す

→痛みがある場合は、アキレス腱に軽度の炎症がある可能性があります。
炎症のグレードにより疼痛の閾値は異なりますが、スポーツの中止や運動強度の調整を考えましょう。

②両手でアキレス腱を触って痛みや腫れを確認する

→左右で比べてみると、アキレス腱自体の厚みに差がある事がありますので、視診、触診は重要です。

改善しない原因や放っておいた際のリスク

『症状が治らない、悪化する5つの理由』

・運動前後のストレッチ不足
・下肢の下腿三頭筋部の柔軟性低下
・足部の変形を放置
・足に合っていない靴を使い続ける
・痛みが強くあるにもかかわらず激しい運動を繰り返す


上記のような事が主なきっかけで発症する事があります。
ウォーミングアップ不足解消や地面につく際の足の状態など細かい事を改善することで、症状も予防できます。


『放っておくとどうなるか、、、』

進行すると下腿三頭筋やアキレス腱部の疲労が蓄積し、肉離れやアキレス腱断裂に繋がることがあります。 また、痛みをかばっての代償的な運動から他部位の痛みやケガを引き起こしてしまうこともあります。


まず、違和感や軽度な痛みなど気になることがありましたら早めの対応が間違いないです。
当院にも軽度な症状から損傷の度合いが強い症状の方まで多数ご来院頂いております。
何かありましたらいつでもご相談ください。