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寒い時期に起こりやすいお怪我

雪の影響は?転倒の危険!

皆さんこんにちは!
先週の雪の影響は大丈夫でしたでしょうか?
雪が降った日以降からは、雪かきをきっかけに痛めた方や、足場が悪くお怪我をした方も多数ご来院されました。
雪景色は本当に季節を感じる事ができて、良い印象もありますが、生活面では転倒や事故など不安が高まる環境でもありますので、気が抜けませんね。。。

こういった時期は、思わぬ事がきっかけに大きな怪我に繋がる事も多いと思います!
過去にも冬の時期ですと、骨折や脱臼だけでなく程度の大きい筋肉の断裂や損傷なども多い傾向にあります。
皆さん気をつけてお過ごしください!

今日は、過去にこういった時期に多かったお怪我についてご紹介していきます。
『肩鎖関節』は皆さんご存じですか?
肩と鎖骨を繋いでいる大事な部分ですが、転倒などにより見逃されやすく痛めやすい場所なんです。。。
どんなところなのかご案内します。

肩鎖関節脱臼

★肩鎖関節脱臼

肩鎖関節脱臼とは、鎖骨と肩甲骨の肩峰との間にある 肩鎖関節 と呼ばれる関節が正常な位置からずれてしまった状態のことです。

・肩鎖関節脱臼の原因は?

肩鎖関節脱臼は、転倒などにより肩の外側や上面へ直接的に力が加わることで受傷します。
脇をしめた状態で肩を強く打撲すると、鎖骨に対して肩峰や肩甲骨を下に移動させる力がかかり、靱帯が損傷することで肩鎖関節がずれる原因となります。

肩鎖関節脱臼は、転位の少ない軽症である場合は、見た目の変化はあまりなく、肩鎖関節を押したり肩を動かした時に、肩鎖関節に限局的に痛みを感じます。
転位の大きい場合は。鎖骨外端部の出っ張りが明らかとなり、損傷が大きくなるため周囲が腫れてくる事が特徴です。

肩鎖関節脱臼は軽症である場合、ただの打撲と見分けがつきづらいことがあります。
しかし靱帯の損傷があるため数日で治癒する打撲とは異なり、適切な治療を行っても1ヶ月程度痛みが続くことがあります。

どんな症状や状態?

肩が脱臼したサインは?

肩鎖関節脱臼では肩鎖関節のズレにより、鎖骨の外側の端が皮膚を持ち上げて階段状に飛び出して見えることがあります。
上方に持ち上がった鎖骨の端を上から押すとピアノの鍵盤のように上下に動きます。
これをピアノキー症状と言い、肩鎖関節周辺の靭帯が断裂し脱臼している事を示します。

肩を強打した時の症状は?

ラグビー、柔道、レスリング、相撲などで肩から落ちたり、スキー、スノーボード、バイクや自転車の転倒で肩を打つような事をきっかけやに起こります。
症状は、肩鎖関節部の安静時の痛み、押したとき、腕を動かすときの激しい痛みがあります。 腫れにより症状が強くなります。

肩鎖関節脱臼の見分け方は?

特徴的な症状としては鎖骨の外側端が浮き上がり、抑えると強い痛みを生じます。
腕を上げようとすると痛くてできなかったり、反対の肩を触ろうとすると、痛みを感じたりします。
レントゲンで肩鎖関節が外れていることが確認できれば確定です。

肩鎖関節亜脱臼の治し方は?

いくつかに分類されますが、捻挫に近いI型や、Ⅱ型(亜脱臼)は三角巾やテーピングによる固定を2~3週間行います。
その後、肩関節周囲の筋肉に負担をかけないようにして肩関節の動きをよくする練習を開始します。
肩関節の動きが良くなり可動域が広がり次第、筋力の回復訓練、強化を施します。
2ヵ月間は重量物の持ち上げやコンタクトスポーツは厳しい症例が多いですが、エムズ整骨院では患者様の状況によりリハビリの内容もペースも変えて早い生活や競技に復帰して頂いております。

皆様にとって何がベストなのか?
喜んでいただけるのか?
そんな事をスタッフ一人一人が考えて施術に入らせていただいております。

その他のお怪我や症状だも何でもご相談ください。